奈良平華子/城戸みゆき 展
赤の景 | in-red

monade contemporary|単子現代
2025年12月11日(木)~28日(日)|14:00~19:00、木~日
オープニング・レセプション 12月13日(土)18:00~19:00
アーティストトーク 12月27日(土)18:00~19:00
*その他の日:予約制
〒605-0829京都市東山区月見町10-2 八坂ビル地下1階
+ ことばを食べるカフェ みずうみ *併設のカフェもお楽しみいただけます。
monade contemporary | 単子現代では、奈良平華子/城戸みゆき による展覧会「赤の景 | in-red」を開催します。
物語や日々の気づきから考え感じることから作品の制作やインスタレーションを行う奈良平は、出来事や物事のまわりにあるものとのかかわりやその由来をリサーチしながら思いゆくままにニット作品として実現させます。記憶のなかで変容するイメージへの関心とともに日常に見られるものをインスタレーションとして展開する城戸は、ものとものの位置付けや関係性を組み替えることでダイナミックに変化する世界のありようを提示します。
本展では、赤という色彩や概念を辿りながら、人々が生きる環境や歴史、また記憶を一つの景色として出現させることを試みます。奈良平は力強い印象を与える赤い漁網が深水の魚には見えにくいものになるというように、環境によって変わる知覚や現象を不確かな手つきで探ろうとします。また城戸が拡大する都市のエネルギーを感じながら制作した赤い電線は、長大な吉祥文様の連なりとなって、畏怖と祝福を感じさせる風景として立ち現れます。
編みものの起源となった漁網の絡まりと吉祥模様の伝統的な飾り結びが赤い光線となって空間を占めるとき、人々の生活とその記憶はどのように知覚され、再編されることになるのでしょうか。時空間を超越した光線が織りなす、赤い風景の出現にご参加ください。
奈良平華子
京都在住のニットデザイナー・アーティスト。ロンドンのCentral Saint Martins College of Art and Design, BA Fashion Design with Knitwearを卒業後、1点もののアートピースから、量産されるカットソーのデザインまで、あらゆるニットに携わりながら自身の制作を続けてきた。近年、AMUSHIKANAIというハンドニットブランドを立ち上げ、物語や日々の気づきから考え感じることをテーマにリサーチし、作品の制作やインスタレーションを行なっている。
https://amushikanai.tumblr.com/
城戸みゆき
女子美術大学芸術学部絵画科洋画専攻卒業。京都在住。記憶の中で変容していくイメージに関心を持ち、日常目にしているものを使ったインスタレーション作品を中心に制作している。
https://miyukikido.work/
